孔雀の雄は羽が豪華

最愛の妻へ

君と出会えて僕はとても幸せだったよ。

ちょうど3ヶ月前、病院の先生から

僕の余命があと3ヶ月だと告げられたとき

不安につぶされそうな僕に君は気丈にも笑って

「じゃあ、死んでも忘れられないような3ヶ月にしようね。」

って言ってくれたね。

ホント、この3ヶ月の思い出は生まれ変わっても覚えていると思うよ。

僕はもう、この部屋から出ることはできないけれど、

最後の瞬間まで君たち家族のためにこのブログを書いていくよ。

そしていつか子どもたちが大きくなったとき見せてやってくれ。

いまはまだ小さい僕の天使たち。

さつき、いつき、産まれてきてくれてありがとう。

ふたりとも日の光浴びて咲く一輪の花のように元気に成長してください。

明日からはもう更新でき無いけれど、とても満足しているよ。

我が生涯に一片の悔いは無いよ。

本当に今までありがとう。

大丈夫、心の大樹が枯れない限り僕の魂はいつも君のそばにいるよ。


・・・・


って、感じのいかにも泣かせてやろうってのが見え見えのドラマに

虫唾がはしるニックスです。


死にませんよ。

元気ですよ。

ピンピンしてますよ。

ちょっ、下半身のことじゃありませんよ！



子どももいませんよ。

もし産まれても明堂院家みたいな名前付けませんよ。


あぁ、でも以下のようなドラマだったらバッチ来いですよ。


親愛なるお前へ

アキラ、俺はもうここまでのようだ。

お前と二人で過ごした日々、楽しかったぜ。

この国の法律では結ばれることが出来なかったが

俺たちの愛に法なんて関係ぇねぇよな。

はっ、目がかすんできやがった。

もし、未来に生まれ変われるとしたら

お前と二人で綺麗な羽を見せ合う孔雀になりてぇな。

なぁ、アキラ・・・


そういえば、假屋崎省吾さんの豪邸にきらびやかな羽の

孔雀の絵があったような。